競技規則

参加者・応援者の方は以下の競技規則を必ずご確認ください。本大会は、国内の関連するすべての法令を遵守して実施されます。また、2022JSA競技規則が適用されています。 なお、Tokyo Vertical Race独自の規則も付け足されています。

1.競技者・応援者の規範

1-1.自然環境への配慮

  • 競技者はコースのマーキングをたどり、すべてのチェックポイントを通過し、レース中ごみを捨ててはならない
  • コース上及び全区域で動植物、菌類、岩石などを採取、損傷してはならない
  • トイレは大会が指定したトイレ(受付会場と御前山山頂した避難小屋の公衆トイレ)を使用しなくてはならない。やむを得ないときは携帯トイレを使用し、紙を使った場合は必ず持ち帰らなくてはならない

1-2.安全への配慮

  • 競技者は自らの意志でリタイアでき、またレースディレクターによりリタイアを強制されることもある
  • 競技者は怪我や疲労困憊状態になっている他の競技者を救護支援しなければならない。大会審判員はこの支援に費やされた時間を考慮にいれる
  • レースディレクターやチェックポイントのスタッフはコース上のいかなる場所であっても競技者にウインドブレーカーもしくは他の必携ウェアや装備を装着するように強制することができる

1-3.一般利用者や他の参加者への配慮

  • コース内で前方のペースが遅い選手を追い抜く場合は「バンフライ!」もしくは「はい!」等と声をかける。声をかけられた選手はコースから速やかにどいて進路を譲らなくてはならない
  • コース幅の狭い場所や滑落の危険がある場所では追い抜きはしてはならない
  • コースは大会で占有をしているものではなく、一般利用者も使用していることを十分に理解し、その通行を妨げてはならない

1-4.応援者の方へ

  • 応援にあたっても自己責任での行動ということを十分に理解し、行動中の自己の安全には十分注意しなくてはならない
  • 参加選手と同様に登山のマナー・ルールを守り、ゴミを拾うなど登山道の美化に努めなくてはならない

2.罰則

2-1.ペナルティ

以下のことに対して 3 分のペナルティから失格までの罰則が適用される。

  • コース上でごみを捨てた場合
  • 自発的であってもそうでなくても、レースコースの標識に従わなかった場合
  • ビブが見えない場所にあったり、許可なく改ざんしたりした場合 ・フライングスタートした場合
  • 必須のチェックポイントを通過しなかった場合
  • 助けを必要としている他の競技者を助けないなど、スポーツマンらしくない振る舞いをした場合
  • 必携とされているものを携行もしくは使わなかった場合
  • 運営団体や審判員の支持に従わない場合

2-2.失格

失格となるのは以下の場合である。

  • 表彰式に正当な理由なく出席しなかった場合
  • 追い抜こうとする選手の進路を故意に妨害した場合

3.装備

3-1.必携装備

  • ゼッケン ※ゼッケンは必ず前部(腹部)に折りたたまず付ける
  • シューズ(スカイランニングに適したもの)
  • スカイランニングやスピード登山に適した服装
  • 防寒用ジャケット(雨天時は防水ジャケット等の雨具)

3-2.推奨装備

  • 水分
  • 補給食
  • ファストエイドキット
  • 携帯電話
  • 携帯トイレ
  • 軍手類
  • 帽子など寒さ対策

3-3.禁止装備

  • サンダル類
  • イヤホンやヘッドホン類

※ポールの使用は可能とするが、路面等の保護のため先端にはカバーをつけなければならない​

4.制限時間と通過チェックポイント

CP1:競技開始時: 樋里コミュニティーセンター

CP2:競技中: 湯久保山山頂

CP3:競技終了時: 御前山山頂

制限時間は出走順に関係なく13時までを制限時間とする。

5.救助の体制

  • 競技が安全に行われるために、大会側では道迷い防止のためのコースマーキングと転滑落危険個所での注意喚起サインの表示をする。選手はスカイランニングという自然の中で行われる競技に危険が伴うことを充分に認識し、ケガ、病気、事故などに対して、全て自己の責任において大会に出場する
  • レースを中止した場合、その場から受付まで徒歩で戻る。徒歩が不可能な場合は、スタッフに収容車を要請してフィニッシュ地点まで戻ることができる。タクシーなどを呼ぶ場合の費用は自己負担とする

6.リタイア

  • 選手は必ず競技中ゼッケンを装着しなければならない
  • リタイアを申請できる場所は、原則としてチェックポイントでなくてはならない
  • リタイアする場合は、受付にて自ら申告しなければならない
  • フィニッシュ後、受付にて帰還確認をしなければならない
  • 帰還確認をしない場合、大会中の行方不明者として取扱われ、大会・警察・消防の捜索隊出動となる場合がある

7.責任

7-1.主催者の責任

  • 参加者の故意によらないコース上の器物破損(対動植物、対物の事故、登山道の崩壊など)
  • コース上のマーキング及び案内看板の設置
  • スタッフの安全管理

7-2.選手の責任

  • このレースの参加にあたって上記7-1以外のすべてを自己責任とする

8.大会中止等の判断とその周知について

下記の事由により大会の開催・継続が困難と大会本部が判断した場合、大会中止又は大会途中の中断をする。なお、大会開催日の延期はない。

  • 気象警報発令時(大雨特別・暴風特別・大雨・洪水・暴風等)
  • コース途中における崖崩れ、落石など参加者の安全を確保できないと判断される場合
  • 「土砂災害警戒情報」が発表された場合 ・大会開催に当たって、安全面で問題ない場合でも、登山道の状況が多数の参加者の利用に耐えることができないと判断した場合、歩行区間の設定やコースの変更、大会中止の判断をする可能性があります
  • 噴火、地震、風水害、降雪、事件、事故、疫病などによる開催縮小、中止、通知方法などについてはその都度、大会本部が判断し決定する
  • 熊・蜂等、有害鳥獣・病害虫の出没により参加者の安全を確保できないと判断される場合
  • 大会中止の判断は大会当日又は前日までに大会ホームページ、SNSにて発表する
  • 大会中止・中断の際でも原則として参加費の返金はしない

9.大会出場中の著作権、掲載権

  • 大会出場中の写真、映像、記録、記事等の新聞、雑誌、テレビ、インターネット等への著作権、掲載権は主催者に属す